September 05, 2011

ステレオサウンド誌のレビュー【カリプソのこと7】




昨日アップしたステレオサウンド誌VA-80SEレビューの2ページ前に、なんとまぁ奇遇なことにC.R.デベロップメンツ・カリプソのレビューもあって、勢いでアップしちゃいます。

季刊ステレオサウンド NO.111 1994 SUMMER 号「注目の新製品を聴く/TEST REPORT'94」のモノクロ1ページより。



●C.R.デベロップメンツ
Kalypso
¥168,000

●出力:15W+15W(8Ω)
●寸法/重量:W405×H120×D320mm/12kg
●備考:別売り保護カバー¥12,000
●問い合わせ:ハインツ&カンパニー

鮮度が高く、ヌケのよい、ナチュラルでウォームな質感
英国の管球アンプの新ブランドが日本初登場。まずEL84を使用したプリメインを発売
小林 貢

 アナログディスクが根強い人気を維持しているのと同じように、管球アンプの人気も相変わらず衰えることはないようだ。またアナログディスクは古くからのファンだけでなく、アナログ未体験の若い音楽ファンの関心を集めつつあるが、同じことが管球式アンプにもいえるように思う。

 ここで紹介する英国C.R.デベロップメンツ社製の管球式インテグレーテッドアンプ、カリプソは手頃な価格で管球アンプの魅力を味わえる製品で、多くの新たな管球アンプファンを生み出す可能性を秘めているのではないだろうか。

 本機は昭和40年頃、多くのアンプに使われた実績を持つEL84(6BQ5)をプッシュプルで使い、15W/chという出力を得ている。EL84は最大17Wの出力が得られる真空管だから余裕のある使い方といえるだろう。また出力用のトロイダルトランスをはじめ、パワー/チョークなど計4個のトランスを自社工場内で生産し、品質・性能を完全にコントロールすることで高い信頼性を確保している。さらに信号経路には高品質なポリプロピレンコンデンサーを使い、色づけを排するなど音質への配慮がうかがえる。

 高音質パーツで固めたシンプルな構成のアンプらしく、サウンドは管球式ということからイメージする中低域の厚いマッシブな音ではなく、鮮度の高さ、ヌケの良さを感じさせる。ボトムエンドの量感や力感は多少薄い気がしないでもないが、帯域バランスの整った、色づけのないナチュラルでウォームな質感が大きな魅力である。また今回の試聴では特に音量不足を感じることはなかったので、一般的な能率のスピーカーとほどほどの大きさの部屋であればよほどの大音量派でない限り不満はないはずだ。

 瀟洒(しょうしゃ)な外観にマッチした清楚なサウンドは、音楽を聴く愉しさだけでなく、生活に潤いと彩りを添え心を豊かにしてくれるのではないかと思う。



ここ数ヶ月、VA-40が来て浮かれていたことや、真空管アンプは真夏、熱くて積極的に使う気になれなかったこともあって、使用頻度はボチボチ...週に1〜2日出番があるかないか程度のカリプソでした。先日のVA-40プチ引っ越しの際、カリプソをシステムの中に組み込み、これから秋、冬に向け、出番も増えることでしょう。...全体にこぢんまりまとまる傾向を相変わらず感じますが、暖まってからのヴォーカル表現は、カリプソならでは?の生々しさがあってお気に入りで、先々楽しみです。

が...過去の当ブログ、カリプソ記事からリンクしている輸入元ハインツ&カンパニーのサイトがいつの間にか消えていました〜〜〜。メンテとかどうなっちゃうんだろう...(汗)





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Posted by renaissa at 21:49:10 | from category: AUDIO C.R.D KALYPSO(カリプソ) | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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