August 01, 2008

1号 キャブのリセッティング【キャブジェット交換】


ジェット交換等自分で作業しているwarabistさんに、以前から「出張キャブばらし講座」を依頼していたのが、今日ようやく実現しました。

発端は...5月におこなったキャブのOHとフルタイムVブーストのリセッティングの結果、以前に比べ確かに上まで回るようになったものの、パワー感が全体に落ちた?感覚的に高回転域が薄い?等、ネガな部分が増えた印象になってしまいました。ダメ出しになったのは6月に参加したミニサーキット走行会「シングルナッツ」

開け開けな走行状況でネガ症状が顕著化し、いよいよどうにかしないと楽しくないよね、それどころかエンジン壊しちゃう可能性だって...と。

キャブセッティングはトライ&エラーの繰り返し。VMG大原さんは限られた時間と予算の中で作業してくれまして(リセッティングなんて手間暇考えたらタダ同然の工賃だった)、これ以上、あーでもないこーでもない、とお世話をかけるのは気が引けて...仮にあらためてお願いするにも、再び時間とお金が必要だし...

取りあえずジェット交換ぐらいライディングを楽しむ現場(周遊)で、自分の手でやってみても良いんじゃないか?...でも自分にはキャブばらしのスキルは無い。DIY作業でミスって不動にしては本末転倒...

ここで閃いたのは、周遊にwarabistさんを講師として招き、キャブ弄りを直接手ほどきしてしてもらうってのはどうでしょう?うーん...でも図々しいかな...恐る恐る連絡をとったら「おもしろそうですね、手伝いますよ」と快諾してもらえたのでした。



今日8月1日、昼頃都民の森に集合。お喋りのあと川野へ...の前にお昼ご飯。山のふるさと村レストランで「もりそば大盛り」&お喋り。そして川野でいよいよキャブ弄り。

持参の工具を広げ、warabistさんの指示に従い作業を進めます。以下手順の覚え書き...

・リアバンクシリンダーのプラグキャップ&コードを外す
・リアバンクシリンダーのヘッドカバー(コック側)を外す
・燃料コックのホースを3本外す(マニュアルに従う)
・燃料コックのボルト2個を外す
・シートを外す
・タンクを外す(燃料コックをフレームから抜きながら)
・キャブの上の箱を外す
・負圧ポンプのボルトを外す
・負圧ポンプからキャブに向かうホース(1本)を外す
・キャブの上でグルリ回っている太いホースを外す
・キャブヒーターの配線を外す
・キャブのチョークケーブルを外す
・キャブのアクセルワイヤー2本を外す
・インシュレーターのバンドを緩める
・キャブを外す
・キャブのフロート室にガソリン抜き用チューブを付ける
・チューブの一方の先に瓶などガソリンを受ける容器を用意
・キャブのフロート室のドレンボルトを緩め、フロート室のガソリンを抜く
・もう一方のキャブも同様にガソリンを抜く
・雑誌等を敷き、その上にキャブを逆さに置く
・フロート室のボルト4本を外す
これでキャブフロート室が御開陳〜。
フロート室真ん中のジェットを外し、番手の違うジェットを装着。
ここから後は上記の作業を逆に行って作業完了。
続いて燃料コックをPRIにしてキャブ内にガソリンを流し込み、エンジン始動。コックをONに戻し、試乗。
と、こんな流れになりました。

...OHしたばかりとあって、キャブの中はとてもキレイでした。


5月のOH時にキャブ本体にも手が入りました


Vブーストパイプが差し込まれたインシュレーター内側はこんなでした


キャブ脱着に使った工具達
ソケットレンチ12ミリ/10ミリレンチ/六角レンチ4番と5番/
ドライバー(+と-)/ガソリン抜き用チューブ/
ラジオペンチ/キャブの下に敷く雑誌/タオル/
ガソリンを受ける容器とCRC556(どちらも画像無し)

ワタクシのことですから順番違いや書き忘れがあるかも...
なので、このまま鵜呑みにしないでくださいませ。

今日はキャブの脱着作業を覚えるために上記行程を行いましたが、ジェット交換のみでしたら、燃料コックを外すだけでキャブやタンクはそのまま、フロートチャンバー室にアクセス可能だそうです。

さて、大原さんがリセッティングしたジェットの番手は90番ということで、お話し通り90番のジェットが付いていました。...ノーマルキャブのジェットは97.5ですからずいぶん薄いセッティング。

現在は薄い感じがするので、濃くする方向でリセッティングをしてみます。

濃くするにはジェットの番手(数字)を大きくします。今回は試しに90番(現行)と97.5番(ノーマル)の間を取って「95」。そして、フルタイムVブースト化での標準番手105番とノーマル97.5番の間を取って「100」...95番と100番を2個ずつ用意しました。

4DN用のジェットは「ミクニの丸大」というタイプで、実家に向かう途中立ち寄ったライコランド多摩店では普通に扱っていました。1個税込み525円也。

さてさて、では現在の90から95と100のどちらにしましょうか?一発目なので大きく振ってみましょう。じゃぁ100番。100番を組んで元に戻し、エンジン始動はすんなりいってホッ。走りはどんな結果になるのか、かなりドキドキします。

川野からふるさと村へ向けて発進。初めはほぼ直線が続くので、ここでダーッとアクセルを開けてゆきます。するとどうでしょう、スピードが乗る乗る!3000過ぎ辺りからモリモリとトルクが湧き出て、そのトルク盛り上がり感が6000までモリモリモリ!!っと増え続けます。こりゃすごい♪

スピードが乗ると言っても、いきなり150km/hも出ました、ではなくて、例えば80km/hまでの到達時間が速くなった/短くなった、という意味です。

そしてコーナー連続区間へ。コーナー脱出でアクセルを開けると明らかに脱出速度が増えています。ちょっとリズムが狂うくらいにペースが...って単にOH前に戻ったのかもしれませんが、さっきまでの1号とは別物のよう。

続いてふるさと村を通過し、月夜見第一P手前にある直線気味のキツイ上り勾配でアクセルを大きくオープン...おお〜〜!アクセル開度に車速がけっこうついてきます。100番にしたことで、上が改善されたと言うよりは、中速域のトルク感がハッキリと増えた(元に戻った?)という印象。最も多用する回転域が良くなったのは非常にありがたい/楽しいです。

ニヤニヤしながら川野に戻って、工具類のお留守番をしてくれていたwarabistさんに思わず「いいっすよ〜」と試乗を勧めてしまいました。試乗したwarabistさんの印象は「相変わらず面白いです」だそうでした。...ジェット変更前に一度乗ってもらえば良かった。


warabistさん試乗

ただし、7000以上となると少しはマシなものの、回りたがらない感は相変わらず。なのですが、これは司さんやwarabistさん他の4DNオーナーさんが言うように「本来4DNは登りでは上でのパワー感はありませんよ」と言うことで、こんなモノなのかもしれません。と納得させたりして。warabistさんによれば、上をもっと良くするにはカム変更や圧縮比アップ等になるのでは?だそうでした。

とにかく「今日のところはこれでいいんじゃない?」って言うぐらい、変化があって満足。ジェット変更一発目でイイ感じ、いい結果?が出ちゃって少々物足りない?いやいやただただ嬉しいのでした。

帰りは都民の森までwarabistさんが先頭。ここでwarabistさんにスイッチが入っちゃっていやはや速い速い!けっこう頑張って&ウハウハ喜びながらそのあとに続きます。そして、この時も今までなら登りで置いていかれていたのが、今日は8000まで使えてついてゆけます。やっぱり調子は上がっています。嬉しい!

都民の森からはワタクシ先頭で檜原街道を程良く快走し、五日市手前のラーメン屋「たちばな家」で夕食。あれこれお喋りして、気が付けば閉店まで居座ってしまいました(汗)

warabistさん、おかげさまで1号はかなり楽しくなりました。ありがとうございました。


warabist号のメーターはステッピングタコメーターになっていた!

走行:36,129km (+52,000km)
燃費:30.6km/L (271.5km/8.85L,186円/1L)

2号 周遊 下ネタ【08周遊】【08ルネイロイロ】

29日朝実家へ向け出発。ルートは(性懲りもなく)周遊(川野でUターン)→檜原街道→五日市→青梅街道→...

出発前、早朝の涼しい間に軽くワックス掛け、各部注油、エアチェック等々を1時間ほどかけて行う。これだけやると気分的なものだろうけど、バイク全体が気持ちよくスムーズに動いている気がして気分がいい。

登山リュック&タンクバッグの大荷物だけど、そんな充実感も手伝ってリズム良く進んで周遊。都民の森から川野までの間、周遊をあまり走り慣れていないV型のTZR250さんと適当に絡んで楽しんだ。直線ではあっけないほどに離される。さすがレーサーレプリカ。同じ排気量とは思えない。

川野では、おお!お久しぶりです!SVさんに遭遇。SVさんはステップのバンクセンサーが削れすぎて、いよいよサイドスタンドが接地しはじめて怖い→バンク角の大きなバイクに乗り換えたい(気分)→をを!いよいよSSですか?600?1000?とか盛り上がる。

盛り上がったところで、SVさんに突如悲惨な話を打ちあけられました。

SVさん、いつものように走っているとコーナーに小さな泥の塊が点々と落ちているのを確認。泥は踏みたくないからラインを変えて無事通過...が、膝のバンクセンサーに泥が少々ヒット。先の駐車場で泥を取ろうと...よく見るとなんだか泥じゃないですよ...なんとな〜くニオイを嗅いでみる...と、泥じゃなくって

うんこ〜〜〜〜!

だったそうで(笑)

バンクセンサーにウンコをつけたまま帰りたくないSVさんは都民の森の障害者用?トイレに駆け込み、革パン脱いじゃって、ものすごく一生懸命にウンコと格闘...じゃなくて洗い流して、一応ウンコはすっかりとれたものの、「ウンコ膝スリ」のショックでガックリしながら、おうちに帰ったそうでした。かわいそう(笑)←おい

この、うんこ〜の主?は...どうやらこの日その場所で見かけたお猿さんらしいです。ちなみにこの猿のものと思われる糞は、人間のウンコのような臭いではなく、草っぽい臭いだったそうです。草食なんですね。勉強になりました(笑)

ということで、何が言いたいかというと。←?

周遊の路面に、小さな泥の塊みたいのが点々と落ちていたら、それはたぶん「お猿さんのウンコ」なので、良い子のみんなは十分注意しましょうね。ウンコ踏んで滑って転倒なんて嫌過ぎますから。と言うこと...かな?

...それにしてもどうしてお猿さんは、わざわざ道の真ん中でウンコをするんでしょうか?ライダーへの嫌がらせ?車やバイクにひかれるかもしれないギリギリの緊張感の中でする充実感?なんだそれ?よくわかりません...。

とかとか、ひとしきりSVさんと大笑いしてお別れ。...そう言えば、以前JIROさんとも川野でウンコ話で死ぬほど笑ったことがあった、とか思い出したりしながら檜原街道経由で実家へ向かったのでした。

この日は他にもいろいろな事があったので、もっと書こうと思ったけど、気が付くとウンコばっかり書いてしまったから、また別の項目で。


ウンコだらけになってしまったので画像ぐらいは爽やかに?
31日江戸川の土手にて