January 15, 2008

今回のオーディオ SPスタンド周りの調整【スピーカーのこと1】

年末の仕事が一段落。少し気持ちに余裕が、そして時間も少し余裕ができて、今回の実家行きでは仕事の合間、それなりにオーディオに集中することができた。この時できたことの備忘録。

1、新しくやって来たスピーカースタンドの設置/調整
2、スピーカーの後の空間の掃除とレコードの整理
3、パワーアンプの設置場所変更

1、新しくやって来たスピーカースタンドの設置/調整
1の1:スピーカー位置の調整。重量ブロック使用時にある程度位置が決まっていたから、それとほぼ同じ位置から開始。今回はメジャーを使って左右位置をほぼ揃えた。後の壁から約90cm、左右の壁/タンスからそれぞれ40cmほど離す。位置決めは、低音が出ているか?音色はどうか?何々ヘルツ部分に谷が...みたいのは分からないからこれらを棚に上げて、スピーカーからの音離れ具合やボーカルの浮き立ち具合(リアル度)?などを重点に置き決める。結果的にほぼ四畳半リスニングスペースでは後と左右の壁から離すのはこれが限界距離?ってな位置に落ち着いたような気がする。

1の2:取りあえず位置が決まって(今後も微調整予定)、次にSPスタンドの安定化を計る。床は畳の上にカーペットを敷いたデコボコ波打ち状態なので、しっかりしているとは言えそれほど重くないSPスタンドは安定しないし、SPの縦方向の角度が左右で若干不揃いになっていた。暫定対策としてSPスタンド下にベーゴマやパチンコ玉を挟んでガタを無くす。さらにはスタンドのベース部に重りを置けるといいのかもしれないが重量ブロックを置くと見栄えが良くないから、却下。音より見栄え?うーん、でも見た感じは大事なので妥協。将来的には長い木ネジ等を使ったりしてカーペットを貫通、畳に差し込んでより一層の安定化を目指したい。

1の3:前回取りあえずSPスタンドの天板とSPの間に5円硬貨を3点支持で挟んでおいた(先日ひぃ〜さんからアドバイスいただいたカーボンはお小遣いにゆとりが出た時にチャレンジ)。このスタンドは天板のみスチール板で若干鳴きがある感じ。今回は実家に向かう途中直径1cmのスチールボールをホームセンターで購入。10個で200円程だったかな?これを5円硬貨の穴に乗せ、それにSPを設置。一種のスパイク支持とする。んが、SP自体が軽いこともあって、やや音量を上げるとSP自体の振動で動いて位置がずれることが判明...。先の尖ったスパイクが必要か?暫定的にSPの上に鉛ウエイトを載せた。見栄えが...でもスタンドからSPが落ちちゃまずいので...くぅ〜。

1の4:パワーアンプの位置を変更したので、SPケーブルを長さの合っているモンスター?モニター?...ケーブルのロゴが歪んでいてよく分からない...のみにした。

ここまでやった結果。音の出方がずいぶんハッキリ?クリア?になった。これには驚きました。雑味が減ったとも言うのだろうか。ただハッキリした分、音がキツクなった気もして、今後様子見&要調整。5円玉+スチールボール+SPに重し、この3点セットが効いた気がする。スタンドの天板とSPの関係をもう少しなんとかすると、なんとかなりそうな気が...どうかなぁ?


5円硬貨+スチールボールで前2箇所後1箇所の3点支持
SPはNHTのSuper Zero、小さな小さな低能率2way密閉型

2、スピーカーの後の空間の掃除とレコードの整理
2の1:ひぃ〜さんのブログに出ていたディスク・ユニオンのレコード用ダンボール箱を調達し、SPの後でホコリをかぶったまま壁に立てかけていたレコードを整理。掃除もしっかりできて精神的にとても気分がいい。が、長年立てかけておいたせいだろう、レコードがけっこう反っている...とほほ。このレコード用ダンボール箱は一つ60枚入るタイプを5個購入。これでおよそ300枚収納できるが、手持ちのレコードを全て整理するならあと6〜7箱ほど必要な感じ。今まで数えたことがなかったけどLPは700枚前後あると言うことか...。でも殆ど聴かないものは整理したいなぁ。整理するにあたって一通り聴いて確認...これが面倒...。それと、ダンボール箱そのままはちょっと見栄えが...なのでゆくゆくは布など買ってきて掛けておくつもり。日暮里に布/生地の問屋街があるからそこで探すと面白いかも。何色がいいかな?いや、お気に入りのレコードジャケットをカラーコピーして箱に貼ってみようか?要検討。

2の2:取りあえず片づいたSPの背面と側面の音響的条件?を見た目揃えてみた。背面は右側、壁が露出していた部分に防虫袋?に入った妹のロングコート?を掛けて他のカーテン部分と揃えた。これもゆくゆくは布にしたい。側面にも衣類を掛けた。右脇の本棚のガラス戸が鳴いていないか、次回要チェック。

ここまでやった結果。聴感上どう変わったかは良く分からない。音場はなんとなく整理されたような気がするけど...弱気...。でも今回の整理でリスニングポイント右側に山積みされている雑誌やその他諸々をなるべく早く整理したい!とかやる気が増えたのが一番の収穫。

3、パワーアンプの設置場所変更
3の1:SPの後にあるパワーアンプが見た目邪魔。なのでプレーヤーが載ったラックの後に隠すように設置した。アンプ2台はラック無しで2段重ね置き。下のアンプにはスパイク形状のインシュレーター?をカマし絨毯に直置き。下アンプの上に黒檀のキューブを置き、その上にもう一台のアンプを置いた。見た目スッキリして気分上々だったが、レコード再生すると右SPから「ブーン」と唸るようなハムノイズ?が出た。パワーアンプがプレーヤーに近づいたからか?アームからプリアンプに繋がるケーブルがパワーアンプのトランス部のすぐそばを通っているのに気付く。試しにこれを離してみたらハムが消えた。へー。と変な感動?ケーブルの取り回しって大事なんだね、なんて今さらかも知れないけど一つ勉強。こんな事もあってパワーアンプ位置は再考。元に戻すかも。

これの結果。音的な効果は不明、どころかハムが出て焦った。消えてよかった...。アンプが見えなくなると、今度は手前に陣取っているCDPが気になるようになった。どこかに納めたいがスペースがない...これも今後。話は逸れるがやや大きめの音量で再生中、CDPの側面に触れるとSPからの音圧?に合わせ、筐体が共振していることが分かった。これって影響あるのだろうか?とりあえず音圧の影響がない場所に置いてみて様子見、かな?それで違いがわかるかどうか自信ないけど。



前回(上)と今回(下)

さてさて、以上いろいろやって出てきた音は...SPスタンド弄りの部分で書いたような、全体的な静か感、クリア感アップが確かにあった。音場の空気感が以前より静かになって、音が出るとSP後方の空間の雰囲気がふっと変わる。楽器の音がちょっぴりリアルになった。ボリュームを上げなくても以前より音がハッキリ目に聴こえる。SPからの音離れが若干進んだ。けど同じく上に書いた、キツサが出た感じ。って矛盾してるかな?

音の確認のため何度も同じCDを聴くのがつらかったなぁ。こうしていろいろ弄り終えて、ようやく音楽を楽しむ時間になる。掃除や整理ができた精神的嬉しさもあるのだろうけど、今回の音は去年のオーディオ再開以来一番気持ちよく部屋の中で響いてくれた気がする。だからか「ちゃんと音が出てるかな?」なんて心配も減って?リラックスして昔のステレオサウンドを読んだり、音に耳を傾けたり、幸せな一時を過ごせた。

オーディオ休止以前はQUADのコンデンサー型SPをセオリー通り?に置いて、あとは特にセッティングなどせず十分に音楽を楽しめていた。去年再開してSPはうって変わって小さなダイナミック型、購入価格差なんと約50分の1とすんごいグレードダウンになって、出てくる音も...なんとかしようと今回のようにあれこれセッティング(もどき)は初めての経験。小さなNHTくんは頑張ってくれていると思う。これはこれでまた楽し。