solo touring

September 14, 2009

ロゴにETCを自分で取り付けてみた【０９ホンダロゴ】

奥さんが楽天でセットアップ込み7900円の別体型ETCを見つけてきた。→コレ

コレ付けて9月の連休にちょいと足を伸ばしてキャンプに行くと言う(ワタクシはお留守番...)。お金がないので取り付け工賃を浮かすために、ワタクシが取り付ける羽目になりました。

奥さんを不安にさせないように？表向き「あ、大丈夫オレでもできるよ」と軽～く引き受けたものの、内心「うわ～、今車(いましゃ)を触ることになるなんて夢にも思ってなかったよ、できなかったらどうしよう...」と心臓バクバク。けども先立つものがないので後には退けません...さぁオレ頑張って！オーエス！オーエス！

…

まずはネットでロゴにETCを付けた先駆者を探すものの、ヒットするのはほとんどが「付けました」「数時間でできちゃった」な～んて簡単に結果を記したものばかり。実作業のレポートは見つけられませんでした。...いつもながら検索能力が低いからかもしれませんけど...。

断片的に分かるのは、エアコン吹き出し口やカーステレオが付いているパネルをどうにかして剥ぎ取り、カーステレオのコネクタあたりから電源を拝借。別体のアンテナはFウインドウの車検シール脇に取り付けて、そのケーブルはAピラーの内張をどうにか剥ぎ取って内側に這わせるらしいこと。ぐらい。アースの情報は無し。

パネルの剥がし方はありがた～いPDF資料がネットにあって、それを参考に。アースは行き当たりバッタリで何とかしましょう。内張剥がしはどこにも資料がなく、ダメそうだったら外側を這わしてしまえばいいや。とお気軽(投げやりとも言う)に作業開始。時折奥さんがクルマを使うから毎日1時間ほど使って3日かけて、本日ようやく完了しました。...なんとかなっちゃって自分で自分に驚いた。

取り付けた機種は三菱重工のアンテナ別体型ETC車載器「MOBE-8EX」で、当初シガーライターから電源取る予定だったけど...念のため三菱のサービスに電源取り出しの話を聞くとシガーライターからはお勧めできないとのお話し。一種不安定な部分ですからメーカーとしては当然の答えか。皆さん？普通にやっているようではありますが。

ヒューズから電源を取るキットもあるが、シガーライターと同じく、いずれにしろ遠路カー用品店に足を運んでさらに出費があるわけで、ここは初心貫徹お金をかけず頑張ってパネルを外し、カーステレオから取ることに覚悟を決めました。...めんどくさそー...。

それでは適地偵察...ダッシュボードの裏側を覗き込むと...ハーネスやらなんたらが、素晴らしくキッチリ手の届きにくいところに這っていて、これ見ただけで敵前逃亡...お金があるならしたかった！とてもとてもしたかった！(涙)

…

さて、涙を拭いて取り付け作業開始。

1.ロゴのフェイスパネル取り外し手順や配線を説明したPDF
・最初にこれを要チェックです→こちら

2.バッテリー端子を外す
・－(マイナス)端子...カバーを被っていないほうを外す

3.フェイスパネルを外す
・リンク先のPDFファイルの取外し順を参考にまずは灰皿とコインホルダーを外す
・灰皿を抜くと固定ベースが出てそれを固定しているプラスネジを3本外す
・コインホルダーは下側をマイナスドライバーでクイッとすると簡単に外れた
・その奥に見えるプラスネジを外す
・灰皿奥の奥にあるオーディオ後端のプラスネジが切ってあるボルトを外す
・ここからフェイスパネルを外す作業
・ファイスパネルはまず下側から外します
・下側2箇所でツメで刺さっていて隙間から
　マイナスドライバーを差し込み剥がす(浮かす)
・次にフェイスパネルの左右真ん中あたり1箇所ずつツメがあって
　これも同じくマイナスドライバーを隙間に差し込み剥がす(さらに浮かす)
・このへん経験ないので力加減が分からずかなりドキドキ
・下と左右のツメが外れたら最後に上のツメ3箇所を外す
・この時(うちのロゴの場合)エアコン通路のエッジが
　パネルにひっかかって上がってこないので
　マイナスドライバーを差し込みひっかかり部分を押さえて外した
・この時ツメの金具が3つとも外れて行方不明になった...

画像01(フェイスパネルが外れたところ)
白矢印が固定ツメが刺さる位置
ツメ付近にドライバーを差し込みこじると外れやすかった

画像02(フェイスパネル内側)
画像01の赤矢印部分に画像02の赤矢印部分の
エッジがひっかかっていることになかなか気付かず
外すのに時間がかかった...

4.フェイスパネルのカプラーを外す
・フェイスパネルにはハザード/エアコン/リアウインドヒーター
　の3個のスイッチ＝配線が来ているのでそのカプラーを外す
・ロック解除の出っ張りをマイナスドライバーで押しながら
　ひっぱると比較的簡単に抜けました
・これでフェイスパネルは完全に外れました

5.カーステレオを外す
・フェイスパネルが外れたら次はカーステレオを外します
・カーステレオ左右のプラスネジを外す
・カーステレオを少し引っ張り出すと電装系カプラーがセンターに
　左側にアンテナケーブルが見えますからそれぞれを外す
・カーステレオが外れるとダッシュ内部が見えて
　先ほど取れて落ちたツメの金具を無事回収

6.アクセサリー電源から電源を取る
・PDFファイルでは9番/上列右から2番目が黄/赤の電源になっていますが
　うちの初期型ロゴは上列左から3本目が黄/赤になっていましたので
　ここにETCの電源取り出しケーブルを組み付けます

画像03(カーステレオのカプラー)
配線の露出部分が短いので保護皮膜？を
カッターで裂いて露出部分を増やし分岐しやすくする(黄色矢印)
白矢印がETC用のエレクトロタップ(分岐金具)
赤矢印がアクセサリー電源コード(黄色地に赤線がそれ)

7.アースを取る
・とにかくボディに接触してれば大丈夫？と思って
・ブレーキペダルの支点左斜め上方(車体中央寄り)に12mmボルトが
　あったのでココにETC電源ケーブルから分岐しているアースケーブルを固定
・かなり窮屈な作業...必死だったので画像取り忘れ

8.アンテナ配線用に内装を外す
・Aピラーの内張を剥がした画像がネットにあってどうにかなるだろう...と
・何気なくAピラー内張のエッジ部分に被さっているウエザーストリップ(ゴム)を
　引っ張ったらあっけなく外れてどうやらここは単にはまっているだけのよう？
・これでAピラー内張のエッジが出てきたので隙間にマイナスドライバーを
　差し込みひっかかりのある部分が固定しているツメの位置と判断し
　グイッとやったらパチンと外れた
・同じ要領で数カ所あるツメ部分を外し最後にダッシュボードに
　差し込まれているAピラー内張下部を力業で引き出す
・これで内張外し完了(ホッ)

画像04(Aピラー内装内側にアンテナコードを通したところ)
赤矢印が引っ張ったら外れたウエザーストリップ
黄色矢印が外れたAピラー内張でフェイスパネルと同じ金具で固定されていた
白矢印が元からある配線でこれにアンテナケーブルを沿わせた

9.天井内張内アンテナケーブルを通す
・運転席側のサンバイザー取り付け部のプラスネジ2つを外すと
　サンバイザーが外れる
・すると天井内張が少し開くのでその隙間にアンテナケーブルを押し込む
・アンテナケーブルをAピラーにある配線に沿わせて
　ETCキット付属の固定金具(ケーブルクランプ)で固定
・ダッシュボードの隙間にアンテナのETC本体側端子を通しておく
・狭い足下に頭を突っ込んで窮屈な作業で懐中電灯を使うと少しは楽

10.ETCの動作確認
・バッテリー端子を接続
・アンテナと電源の両ケーブルをETC本体に接続
・イグニッションキーを回し説明書通りLEDが点灯するか確認...幸いOKのよう

画像05(動作確認中)
イグニッションキーONで説明書通りLEDが点灯してホッ

11.ETC接続ケーブルを通す穴を2つ開ける
・ここからETC本体の固定作業へ
・ETCは運転席右膝あたりにある小物入れスペースに置くことに
・取り説にアンテナケーブルをきつく曲げないでと注意があり
　面倒だが穴開けをしてケーブルにストレスをかけないような
　引き回しを優先した
・小物入れの奥に配線を通す穴をドリルで開ける

12.余った接続ケーブルの処理
・穴からケーブル2本を出しておき
・長い分をグルグル巻いてタイラップでロゴのハーネス等に固定
・走行中/操作中にペダルやハンドルのシャフト等可動部と
　触れないような場所や引き回しをよく検討してから固定位置を決める
・ここも狭い足下に頭を突っ込んで窮屈な作業

画像06(穴開けと各ケーブルの処理)
仰向けになって足下からダッシュボード裏側の
ハーネス地帯を見上げる(下がヒューズボックス)
赤矢印が小物入れに開けた2つの穴
白矢印がアンテナケーブルと電源ケーブルを束ねて
それぞれ丈夫そうなハーネスにタイラップで固定

13.ETCの固定
・ETCにケーブルをしっかり接続し付属の両面テープで
　ETCを小物入れ内に固定...したいのだが
・小物入れの奥行きが浅いことと固定面が波うっており
　やや心許ない強度ではあるが実用には支障なさそうと判断した

14.アンテナの固定
・固定部分をパーツクリーナーをふくませた
　キッチンペーパー等でよく脱脂しておく
・付属の両面テープでFウインドウ推奨位置に固定
・両面テープはかなり強力で斜めに付けてしまうと
　やり直しが大変そうだから位置決めは慎重に

15.ETCの動作確認その2
・イグニッションキーを回し説明書通りLEDが点灯するか再確認...OKのよう

16.内張やフェイスパネルを元に戻す
・取り外しの逆の手順でそれぞれを組み付ける

カーステレオの配線を戻した段階での動作チェックを忘れておりまして...全て組み付け完了後にラジオを聞こうとしたら、通電はしてるものの音が出ませんでしたぁ～...。どうやらラジオのアンテナを手探りで付けたのがいけなかったようです。ちゃんと繋がってないみたい...。ラジオはほとんど聞かないけど、ヒマ見て直しましょう。とほほ。

残る作業はカードのETC対応化です。幸い手持ちのセゾンカードはETC化無料でかつ即日対応可能なので、これもヒマ見て八王子あたりのセゾンカウンターに出向く予定。

…

毎日1時間ずつ3日で3時間程度の作業でしょうか。同じクルマとは言え、R-2のようにいろいろなモノが剥き出しになっていない分、用のある部分へのアクセスに大変苦労しました。加えて農作業を頑張っている奥さんがメインで使っているからフロア足下は土埃だらけ...以前フロアマットから小さな双葉がいくつも生えてきたときにはウケました(笑い)＆冬に向け？子孫を残そうと必死な蚊が狂喜乱舞してあちこち刺されて痒い痒い！...ホントお金があったらショップに頼みたかった(笑)

...けど...なんだかんだ言ってもやっぱ自分でやるのって達成感があって楽しいな。←どっちなんだ～？(汗)

今の望みはとにかく、どうか無事にETCゲートを通過できますように！だけなのでした。ナムサン！

...バイク用にもこれぐらいの出ませんかねぇ...。

...あと...日焼けして皮が剥けたみたいになっているボンネットをどうにかしたい...。

走行：122,492km

…

上記作業は正しいのもかわかりませんのでご注意下さい。

00:25:12 | renaissa | comments(6) | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks

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