February 14, 2008

今回のオーディオタイム その1 SOTAで聴く【SOTAのこと3】

このところアナログレコード再生はトランスクリプターばかり。たまにはSOTAやウエルテンパードもね、と言うことで今回はフォノケーブルが繋がっているSOTAに決める。

SOTAにした理由はもう一つあって、去年末SOTAで聴いたときにイマイチしっくりこなかった。そして年明け、部屋の掃除中にSOTAの強化電源の存在に気付いた。ああそういえばこんなものがあったなぁ...ゴソゴソ...スイッチはこれだったよね...ん?ををを!?そーいや最近これのスイッチを入れた覚えがないですよ...ぎゃー!ここしばらく強化電源のスイッチを入れずにプレイしていたのだ、オレは...(大汗) これがしっくりこなかった原因だったのか?を確認したいのもあってSOTA。

16時頃実家に着いて、すぐにパワーアンプの電源を入れ、石油ストーブを点火し夕食。この夜は母親がビールをパスしたから、一人で500ml缶をゴクゴク。うぃ〜アルコールがまわったぞ〜安上がりだ〜...うぃ〜今日も寝ちゃうのかぁ?...この時点で敗北をほぼ確信しながら自分の部屋に入り、CDを...まずは遠藤憲司、続いて先日買ったばかりのレイチェルさん、に続き川手さんの作品...ををを?今日は寝ない!?どうしたオレ?...そうか、今回は峠道を走ったり山梨のカレー屋さん経由とかアホな事をしなかったから、きっと体力が残っているからに違いない。

睡魔は来ないものの酔いのせいかCDの音はなんだかイマイチだけど、そろそろ部屋が暖まった頃。アナログレコード再生の時間です。聴く予定のレコードを棚から出して、すぐに聴かずに内袋にレコードを入れたまましばし放置。部屋は暖まっていてもジャケットの中に入って棚にぎゅっと押し込まれているレコードまでは暖まっていないから、レコード盤を室温に馴染ませます。実際レコードはけっこうヒンヤリ。...これが音的に効果があるかどうか分からないけど、冷えて硬くなっているに違いないビニールなレコードのミクロの溝をダイヤモンドがトレース...なんて考えたらなんだか痛そうでかわいそうで...親心?がフツフツ。

SOTAの強化電源を今度こそ忘れるもんかのON。エミネントのエアポンプもON。「ぶぃ〜〜ん...」と静かで低いポンプ動作音。レコードを乗せて再生。...でも出てくる音は以前と何も変わらないような...そうだよね、変わっていてもオレには違いがわからないんだろうなぁ...。ネットで「SOTA エミネント」とか検索すると、ちゃんと使いこなしている方のサイトが出てきたりして、それに引きかえこのオレは...しょんぼり...。でも、ほら、オレは形が好きだから...ううう、虚しい、苦しい...かな?ちょっぴりね。

オーディオ的には、しょんぼりだけど好きなレコードを聴くのは楽しい。と開き直りっぽくペンギンカフェオーケストラ(アルバムタイトル失念)、そしてDurutti Columnの「LC」と続き、定番、こればっか、の遠藤憲司「満足できるかな」の番。再生中、何気なくカートリッジを見ると垂直でははく、ほ〜〜〜んの少し前傾している。あれ?と思ってこれの調整...エミネントテクノロジーのトーンアーム2はレコードを再生しながらこの調整(ヴァーチカル・トラッキング・アングル調整)ができて便利...レバーを動かし微調整。リスニングポイントに戻り音に耳を傾ける...えええ〜!?なんですか?急に遠藤さんの声がなまめかしくなってるし、音の高さはちょっとだけどハッキリした?し、自分比すごく良くなっちゃった!?アルコールの力?いやそんなのどっちでもイイ!思わず一緒に歌っちゃう。いやーコーフンした、気持ちよかった。B面を聴き終わりレコードを内袋に入れながら、思わず「ふぅ...」なんて一仕事やり終えた時みたいな溜息が出ちゃったよ。それぐらいエキサイトして楽しく聴けてしまった。この「満たされた感」がたまりません。ありがとう遠藤憲司!ありがとうオーディオ!

果たしてヴァーチカル・トラッキング・アングル調整が効果あったのかな?ここで夜中の3時。それを確かめたい誘惑にもう1枚聴こうかと迷う...いいかげん睡魔さんはやる気満々だし、仕事あるし...この心地よい気だるさ満たされた感のまま寝ちゃったほうが幸せだよね?...でもさ、明日(今日)は同じように聴けるかな?聴けなかったらどうする?...ほらそーゆーことは考えても無駄。寝よう寝よう。幸せでした。

September 19, 2007

SOTAでも音出し【SOTAのこと2】

今回の実家行きは3泊。日中、仕事の気分転換に少々、深夜仕事の後に少々、オーディオ弄りしてレコード鑑賞を楽しむ。今回の課題は...

・スピーカーケーブルの変更
...手持ちのモンスターケーブルは太すぎてヨリ線の半分も使えないから、なんだか嫌。パワーアンプの端子穴にちょうど入る太さのケーブルにしたい。お金無いし、安いのでOK。柏のオーディオユニオンでメーター380円の物を購入。メーカー名は失念。世界各国のSPメーカーが内部配線に使っている、みたいな売り文句だったかな?音の変化は分からなかった。追記:ケーブルはALR JORDAN SP CABLEとレシートにあった。

・ターンテーブル3台を繋ぐ
...前回、パワーアンプDB-6Mが復活したことでDB-1Bとトランスクリプターを接続し、この組み合わせで楽しんだ。しかし、これでは他2台のターンテーブルが音出しできないし、音はML-7Lのほうが好きだからこれをメインにしたい。寝ていたケーブルを引っ張り出し、ML-7LとDB-6Mを接続。ML-7Lに繋ぐウエルテンパードとSOTAはケーブルの差し替えで切り替えすることに。DB-1Bはトランスクリプター専用としてフォノイコライザー部のみ使用し、ML-7LのAUX端子に接続。

今回はこんな構成に落ち着いた。(TT)=ターンテーブル

ウエルテンパード(TT)─┐
            ├─ML-7L(プリ)─DB-6M(パワー)─NHT(SP)
SOTA(TT)-──────┘  │
              │ 
トランスクリプター(TT)──DB-1B(プリ)



・各接点/端子のクリーニング。
...引き出しの中から接点クリーナーキットを発見したので各接点のケア。音の変化は分からなかった。SPケーブルを替えても、接点をクリーニングしても、音の変化なんてわからない俺って(汗)

・SOTA+エミネントテクノロジーの本格?可動
...7月に一度音出しした際、幸い機能的な支障は出ていないようなので、ストロボスコープによる各回転の微調整をしておいた。今回カートリッジの針圧調整を正確に行いSOTAを中心に音出しをした。鳴らし始めカートリッジ(アキュフェーズAC-3)のダンパーが硬かったのか「???」な音で焦ったが徐々にこなれてきて、2日目からは通常に戻った?ほっ。

・ムーディーな(笑)照明にしたい
...蛍光灯が白くクッキリ照らし出す汚く散らかったリスニングルーム?...ムーディーに音楽を聴くには照明(環境)も大切だ。白熱灯の卓上スポットライトをネットやホームセンターで探すが安くて適当な物がない。と学生時代に古道具屋で購入したラジオ付きのデスクライトを突然思い出した。あちこちガサ入れし無事タンスから発見!蛍光灯を消し、ターンテーブルなんかを暖かく柔らかい光で照らし出す。キラキラと輝き回るレコード。いいねぇ〜...にしても暑い!9月も半分過ぎたのにまだ熱帯夜。勘弁して〜。

以上...3日間ともに真夏のような暑さで、今回も汗だく...まいった...。

エアベアリングによるリニアトラッキングアーム+クリアな?ML-7L+DB-1Bのドライブ力?そして小さなNHTスピーカーは後の窓から約1m、左右の壁から約50cm、スピーカー間の距離約2mほどに設置。点音源もどきを目指し&スピーカー向きをやや自分のほうに向ける。この組み合わせで再生すると音場が奥に広がり、とうとう音場が窓を突き抜けた。奥に位置するドラムが窓の向こう側から聞こえてくるようになった。またスピーカーからの音離れも進み(レコードの録音状態によるが条件がいいと)、スピーカーユニットからは音が全く聞こえなくなった=スピーカーの存在が消える。望んでいたのはこれだ。



しかし、以前愛用したQUAD ESL63が再現していた、スピーカーの奥の方で展開される、ステージとは距離を置いた場の雰囲気(空気感)やミュージシャンのリアルな気配の再現などはNHTでは無理みたい。少し音量を上げて楽器が増えると混ざっちゃう。音場の高さが出ない。音像の輪郭が無い?って高望みしすぎか...。でもついついそれを求めてしまう。そうそう、それと、置く場所がなくてスピーカー間にトランスクリプターのシステムを置いているが、やっぱこれがあると音場感が邪魔される。たぶん視覚的な理由がメインと思うけど、置き場所の問題。おいおい考えてゆこう。

...とは言うものの、出ている音はバランスだとか、いろいろ偏ったものなんだろうなぁ。と思うし、ましてや聴いているジャンルは'80年代のイギリス、ヨーロッパインディーズやマイナーNEW WAVE系がメインで、音場的定位的(オーディオ的?)再生に気を遣った録音は数少ないから仕方ない。けど好きな音楽を少しでも気持ちよく聴きたい。いや、まんべんなく気持ちよく聴くなら音場だの定位だの気にならない質素なコンポとかのほうがいいのかもしれない?とこんな葛藤を繰り返していたのだったよね。なんてこともオーディオ弄りを復活させて思い出した。

July 23, 2007

SOTA Sapphire+ EMINENT TECHNOLOGY 音出し【SOTAのこと1】

ターンテーブルがSOTA(ソータ)のSapphire(サファイア/全面アメリカンローズウッド仕上げの限定仕様)とアームはEMINENT TECHNOLOGY(エミネントテクノロジー)のTonearm 2 の組み合わせ。'85年頃 UNICOエレクトロニクス(株)がアメリカから輸入していたもの(この輸入元は無くなったようだ)。今回はこれもいよいよ音出ししてみた。

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エミネントテクノロジーのリニアトラッキングアームは、スライド部をテフロン加工したアームをエアベリンングでフローティングすることで、まるで抵抗が無くなったかのような滑らかな動きを手に入れた優れもの。セッティング能力の低い自分が使ってもなお、スピーカーの奥にヴォーカルや各楽器の位置関係がきちんと表現されるのは感動ものだった。もちろんアームの能力を表現できる高性能スピーカーあってのことだから、現在使っているスピーカーではリアリティがそれほど出ないのは仕方ない。けど、解っていても無意識にピンポイントな定位感を求めてしまうのは性だろうか。ああ昔はよかった。←情けない...

今回久しぶりに使ってみて、レコードをターンテーブルに密着させるディスクスタビライザー(クランプ)の使いこなしが思うようにいかなかった。確かに音は確実だが結果レコードをかけるのが面倒...になって新しくやって来たスピーカーの音出しセッティングはウエルテンパードのシステムで行った。

新しくやって来たスピーカー。先日ヤフーオークションで格安で落としたNHT(アメリカ)のSuper ZEROなる小さなブックシェルフスピーカー。自分がオーディオから離れていた時期に登場したものらしく、当時の評判等不明。ネットで調べてみたところ、それほど悪くなさそうな割に不人気なのか予算内におさまったのがありがたかった。

音を出してみて...って相変わらずダンボール箱の上に置いてるんだからいい加減なんだけど(大汗)...サイズが小さいから当然低音は大人しいし遠いし、上はシャラシャラしてるし、ヴォーカルはセンターにそれとなく浮かぶものの楽器はスピーカーにびったり張り付いてるしで「あちゃー!失敗した?」...あまり期待はしていなかったが、それをも下回る音だったからガックリ。でも手元にあるスピーカーはコレしかないし、買い換えなんてできないし、気を取り直してセッティング開始。

スピーカーの位置を細かく変えたりダンボール箱に直置きでなく、せめて木の板を敷いてみたり、あれこれしているうちに、なんだかマシになってきた。これはセッティングだけでなく久しぶりに音出しをしたのだろうか、時間と共にスピーカーユニットのエージング?が進み少し音がこなれてきたのも感じられた。一番効いたのは自分のリスニングポイント変更だったかな。小さなスピーカーだから音量を上げられない。いや、もちろん大きな音は出るが、それではバランスも何もあった物じゃない。小さな音量でバランスしているところで、少しでも大きく?聴こうと知らず知らずスピーカーに近づきすぎていたのだ。これが良くなかったのだろう。試しにぐっと後に下がってみるとあら不思議、スピーカーにまとわりついて離れなかったギターの音がちゃんと離れました。嬉しかったな。

自分の好みはスピーカーが鳴っているんでなくて、スピーカーの奥の空間が鳴っている?音が出た瞬間にスピーカーの存在が消えるようなのを望んでいて、それがほんの少し実現した。こうなるとダンボールじゃなくてしっかりしたスピーカースタンドを使えばもっと良くなるんじゃないか?とか希望欲望がメラメラ。スピーカースタンドはともかくまた実家に行くのが楽しみだ。