solo touring

June 08, 2009

1号 warabistさんと秩父廃校巡り【０９林道　その１】

warabistさんと一緒のツーリングは昨年8月の零戦見学ツーリング以来でしょうか？この時のレポートは帰宅後バタバタが続いているうちに月日が経って書かないままになってしまいました。...warabistさんすんません。

…

今回はお任せツーリング
5月後半からお互い都合のよい平日で日程調整を数度。ルートはwarabistさんにお任せで当日集合してのお楽しみ。

決まった3日は、そのまま実家へ向かうことになりました(久しぶり)。集合場所は名栗湖/有間ダムです。もしかしてロードレーサー(自転車)なJIROさんに会えるかな？とほのかに期待(笑)

足はMOTO-DOGサイレンサーになってからwarabistさんには試乗してもらっていない1号。前日2日にウキウキお掃除楽しいな、と。

名栗湖/有間ダム
当日3日曇り予報のなか出発。名栗湖へはいつもの周遊ルートと同じですから、前日走った感覚が残っておりスイスイ走れて楽しかった。しかし気温が低く、冬物ジャケットでも寒いほどでした。

周遊を通過して青梅街道をどんどん東へ進み軍畑(いくさばた)駅入口の信号を左折し、名栗湖/有間ダムへ。この道は久しぶり＆2度目で、どんな道だったかほとんど記憶無し。

走りながら「こんな楽しかったっけ？」と調子に乗って？ホイホイ進むうちに道に迷いました(汗)...あ、けど、一部やたら大型トラックが多くて難儀しましたねそう言えば。

名栗湖でウットリ...
名栗湖/有間ダム(上日川ダムと同じロックフィルタイプです)でwarabistさんを待つ間1号の写真を撮ったりしながら「...けっこうカッコイイよね？」「あそこをあーしてこーするともっとカッコヨクなるよね？」とか自己満モードに酔ったり(汗)...いやぁ名栗湖をバックにバイクを眺めると、ついついそんな気分になってしまうんですよ...って誰に言い訳しているのか？

有間ダムの上は景色が良くて静かでとてもよい雰囲気
自然にのんびり穏やかな気分になってしまいます

時折通りすがる見知らぬ方達に、自分のバイクにウットリしている様を悟られぬよう周囲に気を配ったりしつつ(自意識過剰)、さりげなく静かに？ウットリを楽しむうちに、まずは聞き慣れた排気音がブロロ～ン！の少し後にwarabistさん本体？が登場！お互いのルネッサを眺めながら30分ほどあれこれお喋り...主に小隊長関連のお話で楽しませていただきました。と時間はもう昼。さぁそろそろ走りましょうか？で行き先は？

林道アタック！！
まずはメールでちょいと触れた○○林道行っちゃいます？せっかくだから行くだけ行きましょう？とオレンジルネッサ2台で未舗装林道にアタッ～ク意気揚々♪

んが...突入してみれば...先ほどまでのニヤニヤは瞬く間に消失...自分史前代未聞の未舗装荒れぶりで、この日は寒かったにも関わらず、時速15キロ前後で走っていてもじっとり汗をかくほどのスリリング＆デンジャラスゾーン。まるで壊れて瓦礫化した元階段を登ったり下ったりしてるみたい。オフ車かジムニー専用って感じ。

1号はスタンディングしようにもバックステップ＆セパハンですからそれも叶わず、したくもないのに全身全霊でガタピシを受け止めて...結果かなり脳が揺さぶられたせいなのか、怖いのに何故か「うひゃひゃ～！」とか泣いたり笑ったり息を飲んだりの複合トリップ感も満喫。←？

道幅は軽自動車1台分ほどあるものの、実際にはロードバイクのサスストロークで「走れる」ラインは非常に限られておりまして、過去経験のないような路面への鬼気迫る集中力でライン取りしてゆきます。

加えて下りではFブレーキはあまり使えないし、Rも簡単にロックしてズササ！って流れるし、そうでなくても連続する大きな段差でR周りが「ガッチャン！ガチャン！」と悲鳴をあげてうるさいし、warabistさんはどんどん先行っちゃうし(笑)...ウソです、ちゃんと先で待っててくれましたよ。

ここなんてかなりホッとできる路面なんですよ(汗)

たま～に数メートル単位で登場するコンクリ舗装部分に、涙ちょちょぎれるぐらい感激＆ほんの一瞬ホッとしたりして進んだところで、突如オフ車な人達の集まりに遭遇。これにはお互いビックリしましたねー！(笑)...あちらは「何故ココに場違いロードバイクが！？」で、こちらは「人知れず林道を楽しんでいる人達がこんなにいたのか！？」なんて。

そんな一瞬の緊張を解きほぐすようにwarabistさんの「この先はどうなっているんでしょう？」の問いにオフ車さん達「こんな道が20km続きますよ(満面の笑み)」には思わず現実逃避の高笑いが出ましたよ。...とは言え来た道を戻るのもなんだかつらいので、そのまま進むことにするとオフ車な人達が大声で「気を付けて！(満面の笑み)」と手を振り見送ってくださいました、ありがとう(泣)

普通のツーリングに戻りたい
道の険しさは変わらないまま、しばらく進んだところで分岐点に出て一休み。ここで「日常に戻りませんか？」とwarabistさん。ワタクシは脳揺れによるハイテンションモードも手伝って内心20km制覇？したかったのですが、今日のルートはwarabistさん任せですから素直に従います。...いやまったくもってwarabistさんの判断は正しかったと思います、本当に。

そんな二人の横をさっきのオフ車な人が一名、ズサササ～～！っと会釈しながらルネッサではあり得ない勢いで走り去って行きました...いやはや。

走りながら決死の覚悟？で走行中のwarabistさんを撮影

幸い二人とも転倒もなく、なんとか過酷な林道を脱出してwarabistさん曰く「あのまま20km走っていたら、終わった段階で今日のツーリングは終わりにして帰ろうかと思いました」には笑った。...そのうち一人で天気のいい日に2号でアタックしよう♪と心に誓ったのでありました(笑)　

それはまるで夢のよう
どうにか舗装林道にもどりまして走り出したら、いやぁ先ほどの荒行？から一転「舗装路ってこんな走りやすいのか！？」って、なんだか鉄下駄外して走りだしたみたいな軽やかさが素晴らしく気持ちよかったです。

楽しくクネクネと広河原逆川林道を進み有間峠で一息。待ち合わせ場所の名栗湖を小さく眼下に眺め感激したりして、さぁ出発。

有間峠の標高は1,200m程？

画像中央の小さな白い三日月状のものが名栗湖です

秩父さくら湖/浦山ダム
県道73号/秩父名栗線を北上し、秩父さくら湖/浦山ダムでソフトクリーム食べながら一休み。このルートもなかなか気持ちよかった記憶。...ダム施設表の看板にあるソフトクリームはどこで買えるんだろう？と受付のオネイサンに訊ねると「ここです」とおもむろに受け付けカウンター脇に設置された大きなかき氷マシンみたいので、オネイサンご本人がグルグルとソフトを作り始めたのには意表をつかれ笑っちゃいました。ソフトは250円也。

そろそろ腹も減ったことだし、昼食は小鹿野町名物「わらじカツ丼」にして、その後はwarabistさんお勧めの廃校巡りをしちゃいましょうよ！と決めて一度下山することになりました。

浦山ダムの上からの眺め...コワイ～

ハイソなオートバイ施設
わらじカツに向かう途中...「オートバイによるまちおこし事業」の小鹿野町町内を進むと「バイクの森おがの」の看板が。バイクの道の駅みたいなものですかね？何でしょうね？と興味本位で寄り道すると今年5月2日にオープンしたばかりの「世界モーターサイクルミュージアム」と「温泉・般若の湯」が合体したライダー向け施設でした。んが、入場料1,000円、温泉は別途600円という今日の我らには果てしなく高いハードルにあえなく退却セルフ門前払い...ちょっとした敗北感を背にわらじカツを目指します。

バイクの森おがの
中には名車の数々が展示されているようです

だがしかし...
ほどなくしてわらじカツ屋さんに到着すると、すぐ横の駐車場から走り出す軽の運転席からしきりに「ごめんなさい」するオジサンが目に...？？？って店先に目を移すと「定休日」の札がプラリ...「ええええ～～！？」軽のオジサンはお店のひとだったのですね...と立て続けの敗北感(笑)

出直してきま～す...

便利屋さんでランチタイム♪
と言うことで、まぁ、お互い手持ちも少ないことですしコンビニでサクッと食っちゃいますか？と一致団結意気投合、気を取り直してコンビニの店先でお喋りしながらおにぎりだとかお稲荷さんだとかをモグモグおいしくいただきました♪

これはこれで楽しいひととき

初めての道もどんどん快走
お腹も膨らんだところで、いよいよ本日のメインイベント？廃校巡りの始まりです。国道299号を北西にどんどん？県道71号かな？？あれ？国道462号/十石峠街道？？...この日は終始warabistさんにお任せ金魚のフンで、ルートが把握できていません...とにかくこの道は舗装も良くて道幅もあり、適度にクネクネしていて気持ちよかった。それと恐竜の足跡がらみの看板がたくさんあったのが印象的。また訪れたいと思いました。

廃校一つ目
何号線かわからないけど、川沿いを走り大きな赤い吊り橋を渡って薄暗く細い林道を山深く登ってゆくと、突然パッと視界が開けて最初の廃校に到着。ですが、校庭がヘリポートになっていたり、周囲の木々が伐採されていたりと、以前訪れた時のうっそうとした雰囲気がなくなったそうで、warabistさんガッカリでした(笑)

山奥に突如現れる立派な鉄筋校舎の吉田小学校太田部分校
この校舎に改築後わずか数年で廃校になったとか...

廃校二つ目
二つ目は...ここへのアクセスは462号ですね、同じように薄暗く細い舗装林道をどんどん登ってゆくと突如部落が現れて、その中に木々に埋もれるようにポツンと木造校舎の瓦屋根が姿を見せました。...どこも道がとても狭くて個人宅の玄関先？に出ちゃったりしておかしかったです。

山間の林道入口には時折こんな案内板があったりして
よく見るといきなり個人名が書かれていて驚かされます
ちなみにこの案内板には昭和50年(1975)とありました

坂原分校は現役の集会所とあって
窓はアルミサッシに入れ替えられておりましたが
とてもよい雰囲気を漂わせておりました
窓越しに中を覗くと懐かしの用務員室も！
ガチャガチャ回すチェンネル式のTVもありましたよ(笑)

坂原分校は朽ちた印象は無く、実に良い枯れ具合...雰囲気が漂っています。...ひっそりと静まりかえった元小学校を眺めながら、賑やかだったに違いない往時を偲びつつ？その場の雰囲気に浸っている間に時間はビックリ午後6時半！

あっと言う間の日没
では帰りましょうか？ってことで、(たぶん)来た道をどんどん戻って、暗闇の定峰峠を越えて国道254号/川越街道からいろいろ抜け道を使って外環道の美女木Jct下で解散となりました。夕方の混雑する時間帯でしたが、warabistさんが流れている抜け道を繋いで繋いでほとんどストレス無く街に戻りまして、これも驚きでした。

交換試乗を終えて

warabistさん、一日先導ありがとうございました。また(いろんな廃校に)行きましょう！(笑)

…

蛇行運転
定峰峠は真っ暗で、老眼が始まって以来、暗いと視界が狭くなったりよく見えなかったりと夜道はすっかり苦手になって、ひたすらwarabist号のテールランプを追いかけました。峠のあたりで前を行くwarabistさんが暗闇の中、突然蛇行運転を始めたので「へーwarabistさんみたいな温厚な人？も場合によっては蛇行運転なんてするんだ？」なんて関心？の刹那1号に激しい突き上げが！

よくよく路面を見ると、広めな間隔で道幅交互に横たわる今まで見たことのないタイプの減速帯が...色は黒くて余計にわかりにくい。と言うわけで、なるほどwarabistさんの蛇行運転はこれを避けるためだったのね、とヒトリゴチ。その後は一緒になって蛇行してました(笑)

交換試乗
warabist号と1号、254号を抜けた後に少し交換試乗してみました。warabist号のデイトナのRサスが気持ちよかったな。ワタクシには程良い硬さ？柔らかさ？で一度1号にも使ってみたいと思いました。warabistさんの1号の印象は「自分のは軽い物が軽く回っている感じ。1号は重い物が軽く回っている感じ」で楽しげでした。

トラブル
表示エラーが直ったと思っていた1号のスタックメーターでしたが、未舗装林道で激しいガタガタ走行の後から徐々にエラー頻度が高くなって、後半はひっきりなしにエラーを起こしておりました。空走状態が多いので走行距離数値も実際よりも数十キロ少ないようで...どこか接触が悪いのかな？2日後の実家からの復路ではエラー頻度はかなり低く、原因はなんなんだぁ～？...なので、今回の燃費計算はパスしました。

この日のルート
warabistさんからルート情報いただきました。コンビニランチのあとは

「コンビニ(小鹿野)－299－462－太田部橋－太田部(廃校1)－462－法久(廃校2)－462－県71－県270－299－140(給油)－県11－定峰峠－白石峠－県172－県344－県345－254(川越街道)～解散」

だったそうです。そう言えば白石峠を忘れていました。warabistさん感謝！

13:11:23 | renaissa | comments(6) | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks

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