August 10, 2009

ようやく聴けたよバイノーラル♪【バイノーラル録音を聴く3】


...つづき

ゴンチチのDUOからオーディオベーシック誌Vol.27付録CD「奄美夏音紀行」にバトンタッチしてCDPの再生ボタンオン。

いきなり驚いたのは、これの前に聴いたゴンチチの曲に登場する音源(楽器達)はすべて脳内...頭蓋骨の内側...での出来事って感じで定位していたものが、バイノーラル録音された奄美CDの音源は頭蓋骨の外側...頭の周囲...に定位することでした。いやぁホントこれは初めての体験でビックリ&感激。

ゴンチチのは...通常のミュージックCD...はヘッドフォンから音が聴こえてくるのに、バイノーラル録音ものはほぼ完全にヘッドフォンから音が聴こえないで、頭の周囲にマンガよろしく吹き出しが出ているように音が定位している。ヘッドフォンの装着感は感じるけど、それから音が出ている感じはほぼ皆無って体験。これってすごい。可笑しいのはセンターにいるヴォーカルは脳内の中心にではなく、頭のすぐ上で歌ってること(笑)...とかとか。

で、今まで「バイノーラル録音ってダミーヘッドにマイク付けて録音することでしょ?」って認識のみでしたが、ふと、これはイカンと思いまして、この体験のあとバイノーラル録音をザッと調べてみると...

そもそもバイノーラル録音ってヘッドフォンのための録音方法なのですね...。そしてまさに自分が体験した脳外定位のことが説明されていて、またビックリ?こことかこことかこことかこことか...

ただ、初体験で新鮮!的な感激は十分なものの、残念なのはワタクシの再生環境ではバイノーラルの素晴らしさを満喫するには不十分なようなのです。

音源の定位する場所が、前後は頭のてっぺん...ツムジから後頭部にかけて、左右は左耳と右耳を結ぶ半円...スイカを四等分した範囲にほぼ限られておりまして、これはこれでとっても不自然な感じ。正しく再生できると正確な音場感、定位感を体験できるのでしょうか?なんて。...今のままだったらSPによる再生のほうが自分には楽しめるな、なんて思ったりも。

とまぁ、細かいことはともかく、ヘッドフォンで音楽鑑賞も楽しいのは確かで、そうなると...素敵なヘッドフォンが欲しくなるじゃありませんこと?...いやそれもあるけどさ、バイノーラル録音までいかずとも、小さなデジタルレコーダーがあるとすっごく楽しめるのは間違いないよね?なことが分かったのは大収穫。

そうそう、このCDでもう一つ面白かったこと。奄美録音の参加メンバーのお一人、小川洋氏が録音をした奄美島唄のCD3作品から1曲ずつ計3曲がサンプルで入っています。いずれの曲もアコースティック楽器による演奏をワンポイント録音しれたもので、これのヘッドフォン再生もスピーカー再生も臨場感がよく伝わって楽しめました。曲自体も好みでしたし。...と、こういう作品が増えるといいなぁ、なんて思ったり。←単に知らないだけかも(汗)

ようやく聴けたよバイノーラル♪【バイノーラル録音を聴く2】




オーディオテクニカからヘッドフォンジャック変換プラグが届いたのは旅行出発1時間前...16畳オーディオを楽しんだ、そのオーディオ機器一式を仕事部屋に戻し終えた直後のことだった。

出発前の残された時間、各機器を再接続しているヒマはないから、後ろ髪引かれる思いで届いた封筒を机の一番目立つ場所に置いて家を出た。ああ。

なんだけど、電車に乗ってしまえば頭の中は旅行一色で、ホントあっけないほどにオーディオのことは消え失せていたのですが...(汗)



8日夜に帰宅し、しかし、翌日9日は朝から地元道路の清掃奉仕作業が待っていて汗だくヘロヘロ。オーディオ音出しする気力体力ゼロのまま1日を終え、子ども達とス〜ヤスヤ。

10日の今日、ようやく変換プラグの出番がやってまいりました、長かった。

さて、封筒を開封し、出てきたピカピカ新品変換プラグにニヤリ。ニヤリの表情筋固定のままヘッドフォンジャックに取り付け...あれ?...ねじ込み固定のネジ部分の直径が違いますよ...。幸いカチッとクリック感を伴って差し込めはするものの、ネジの意味は無し...。ワタクシは一体全体何のためのメーカーから純正パーツを取り寄せたのか!?ニヤリの表情筋はどこへやら...。

でもまぁ音が聴こえたからいいか...返品面倒だし...。

諸々接続し、まずはSP...ミュージカルフィデリティMC-2で音出し。これが驚いた。6日振りに聴くステレオ再生。そして16畳から実質6畳になったこと。が理由だろうけど、これがまぁもの凄く新鮮に聞こえていきなりイイ気持ち。16畳の原寸大余裕感も素晴らしかったし、6畳空間で再現される箱庭精密感もこれはこれで素晴らしいのだ。やっぱオーディオって良いなぁ。と。

...なんて気分が高まったところでヘッドフォン登場。期待と不安の交錯感がまた新鮮(笑)

記念すべきヘッドフォン再生1枚目はCDPに入っているゴンチチの「DUO」そのまま...CD入れ替えが面倒だった、ってぜんぜん記念っぽくないですが(汗)...

いや、この作品は季節問わず寝入りとか目覚めに小音量で聴くのが、とっても気持ちいいお気に入りの1枚なのです。奥さんと子ども達がいると寝入り/寝起きに音楽なんてあり得ないから、不在中にその真髄を楽しむ1枚(涙)


amazonで試聴できますね→GONTITI/DUO

オルゴールの調べから始まるこの作品、もちろんヘッドフォン再生は初めてで、それにしても「頭の中」に音像が定位する感覚をすっかり忘れておりました。そっか、ヘッドフォンってこんな風に聴こえるのか?...これがなんとも不思議で、SP2ch再生にドップリだった脳味噌さんがけっこう戸惑っているのがわかります。

それはそれとして、音質がちょっとアノソノ...SP再生のほうが全然クリアに聴こえてしまうのはなぜ?...当時実売8000円ほどだから仕方ない?&数年ぶりに音を出して、可動部各部が馴染んでいないのかもしれません。しばらく音出ししないといけないかな?

と思いつつ、お次はいよいよバイノーラル録音された、オーディオベーシック誌の付録CD「奄美夏音紀行」にチェンジです。わくわく♪

つづく

July 18, 2008

前回のオーディオタイム バイノーラル録音再生【バイノーラル録音を聴く1】


AUDIO BASIC誌 2003年SUMMER vol.27の付録CDは、オーディオ評論家石田善之氏の手になるバイノーラル録音集。

内容は『奄美[夏音]紀行』と題して、石田氏が訪れた奄美大島のフィールド録音アレコレや地元ミュージシャンによる島唄のライブ録音、そして居酒屋での島唄など盛りだくさんです。

...バイノーラル録音とはダミーヘッドの耳に取り付けられた2つのマイクによって行う録音方法で、人間の音の聞こえ方?集め方?を模して録音することで、リアルな音再生を目指したモノ...なんでしょうか?これの再生は基本的にヘッドフォンで行うようです。...ぼく自身あまり詳しくないので、詳しいサイトを参照してみてください。→[コチラ] ...ここでは実際に音も聴けるようになっています。

残念ながら実家にヘッドフォンが無いので、通常のSPによる2ch再生で、この付録CDを楽しんできました。

まずは生録ならでわ、な「ジェット機が離陸する音」左のSP後方遠くから徐々にエンジン音が近づきつつ右側SPに向かって斜め上方にジェットの重低音がゴゴゴ〜!っとすごい迫力で移動。そのまま上空に遠のきながら、旋回し、再び左側奥に向かって徐々に遠のき...と聞こえました。本にある録音状況を読むと、まさに聴こえた通りに機体が移動したとあって、なんだか嬉しくなってしまいました。

ただ、うちのSP再生ではあくまでSPの向こう側の空間で音がしているのですが、ヘッドフォンなら全方位?から音が降りそそぐように聴こえるのだろうなぁと想像。

次に波打ち際の音、そして居酒屋での島唄。録音中の写真を見ると左手手前に太鼓、その奥に三線(サンシン/沖縄の三味線)を弾きながら歌うオジサン。センターにテーブルがあって、その奥には他のお客さん。右側には手拍子で合いの手を入れながら歌うおばちゃん2名ってな構成。

これを再生すると太鼓と三線の位置が曖昧で前後関係が不明(笑)他の位置関係もけっこう曖昧...&手拍子の手のひらの音が不自然?とけっこうトホホな我が家の再生状況がポロリ...。でも?居酒屋で自然体に演奏されている雰囲気がなんとも素朴で、オーディオ的なことは棚にあげて素敵な楽音で楽しいです。

次は雨降る原生林での生録。ひたすらSP間に限りシトシトと雨粒が落ちる音が続きます。たぶん、これこそヘッドフォンで聴くと、これらの音が脳内に響き渡り、まるで原生林の中にいるような錯覚を起こすのではないか?と思いました。

お次はこれも森の中の音で、野鳥の声があちこちから聞こえてくる録音。これを再生していたのは日中で窓を開け放していました。再生中、聞き慣れたヒヨドリの声が窓の向こうの空間を自由に飛び回ってる。あれ?本物?まさか録音の音じゃないよね、なんて一応本物かどうか確かめるためにCDを一時停止するとヒヨドリの声もパタッと消える。うわーこれってCDの音だったの!?びっくり体験でした。これをヘッドフォンで聴いたら...ヨダレ〜。

他にもまだありますが、長くなるのでコレくらいで。

そうそう、CDの最後には同じ音源を数種のマイクで録音し、それぞれ順に再生して各マイクの音の聞き分けなんて遊びもありましたが、うちでは...と言うか自分の耳ではマイクの違いは全く聞き分けられませんでした(汗)

と、かなり楽しめたCD付録でした。素朴な島唄がよかったなぁ。とかとかオーディオも楽しみの幅が広くてステキです。でもってヘッドフォンは苦手なんですが、かなり欲しくなりました(笑)

それと、カームさんが昔はバイノーラル録音を売りにした?レコードもあったと以前コメントくれまして、うーん、これも面白そう!と盛り上がったり。

もう一つ盛り上がっているのは、ツーリング先...マイナーな舗装林道でエンジン停止すると、聞こえてくる山の音、とかとかとりとめもなくあれこれ録音する、面白いんじゃないかな〜!なんて。小さなデジタル録音機も欲しいなぁ〜...物欲限りなし...。


マイクロメガDUOのCDM-9ピックアップ部はこんなタイプです。
...と思ったら正しくは「CDM-3」でした。
ひぃ〜さん、情報をありがとうございました!