April 23, 2012

いきおいDIY【naim audio nac22/nap120のこと その4】



OHを終えてさっぱりスッキリしたnac22/nap120

見るほどにコンパクトでシンプルなnac22/nap120。実にワタクシ好みの顔立ちに、改めてウットリ。そんなお気に入りのオーディオ機器でお気に入りの音楽を聴く喜びを満喫中...ですが、今少し気になるところが残っていました。そこをクリアできれば更なる高み?に...これを自分でなんとかできないか?

その問題点とはnap120側に差し込む電源ケーブルコネクターがL型になっていて、それをnap120に使うとコードが真下に出てしまい、アンプのお尻が浮いてしまうのです。これではアンプをラック棚の真ん中に置くことができません。...添付されていたケーブルはどうやらQUAD用の社外品みたい。

となるとアンプに何か噛まして全体を浮かせるか、ラック棚の後端ピッタリに置いて下に向かったコードを逃がすしかありません。浮かすのは嫌だし、ラックから落ちそうな場所に置くのも嫌。コネクターが真っ直ぐタイプのケーブルに換えるのが妥当です。しかし、探しても出てきません。稀に出てきてもL型。それを見る限りお値段も高そうです。

ここはつるしの電源ケーブルを諦めて、今あるケーブルのコネクター部交換に進路変更。それにきっと安上がりだし。なんですが...そもそも真っ直ぐ型自体マイナーなのか、正式な名称が不明=ジャストミートな検索ワードを特定できず、相変わらず出てきません。出できてもL型ばかり也。

不自然にラック後端に追いやられたnap120を眺めつつ、諦めきれずにeBayでnaim、QUAD関連をウォッチしていると出ました!出ました!L型も真っ直ぐ型も同じBULGIN製コネクターと判明し、まずは日本のパーツ通販店で扱いは?...結局見つけられず。思いあまって?eBayで入手する決意を。...秋葉原にはあるのかな?でもそんな時間はないし...秋葉原よりイギリスのほうが近い不思議。

と言うことで、まずはネットに散らばるeBay利用方のサイトで予習してから、本場のeBayにナムサン!即決入札。なんと1週間ほどして無事に手元に届きましたよ。嬉しかったなぁ。...代行業者を使うとコネクターごときで手数料/送料合わせて7〜8千円になるのですから必死です(汗)


上が探し求めた真っ直ぐタイプで右がL型タイプ
eBayで初めて直接落札/入手となりました
物は受け側のインレットとセットで送料含め1500円ほど
「BULGIN Mains Connector & Chassis Inlet」と表記されていました

早速コネクターを交換しましょう♪ ウキウキとL型、そして真っ直ぐ型を分解すると、果たしてどちらもハンダ付けタイプでした〜〜〜(汗) 普段ならここでお手上げ。諦めちゃうところですが、ここまでずいぶんいろいろ頑張って?きたので、耐性が若干アップしています。引き続き頑張り(れ)ます。

ホームセンターで40Wのハンダゴテ...30Wでも良かったみたい...と電子工作用と言うハンダを購入。ネットでハンダ付けの手ほどきを受け...先にネットで確認してからホームセンターに行けば良かったと後悔(汗) ...今はYouTubeにハンダ付け指南の動画まであるんですね!百聞は一見に如かず、ずいぶん参考になりました。

さぁぶっつけ本番です。動画のイメージをしっかり脳内で再生しながら挑戦。ハンダ付けなんて30年ぶりでしょうか。学生時代にバイトで1〜2度ハンダ付けしたことを思い出しました。あの時は「初めてにしてはうまい」って褒められたっけ。良い思い出(笑)

コードと金具にコテ先を当て、熱してからハンダを素早くそっと押しつけます、と...ジワッとハンダが溶けた瞬間、まるで吸い込まれるように流れ込むようにハンダがキレイにコードと金具と一体化。そして教科書通りのハンダ表面は鏡面状態。これは気持ちいいぃっ!!!(笑)

近年希に見る達成感にジ〜ン...そして湧き出すニヤニヤ、脳内で拍手喝采。他にハンダ付け箇所はないのか?って真剣に思っちゃいましたよ。う〜〜ん、真空管アンプキット欲しくなった。←単純(汗)

通電チェックは...これだけキレイに付いてりゃ不要でしょ〜!と自信過剰でコネクターをさくさく組み上げアンプに接続。無事に通電確認、音出し確認。...内心すごいホッとした...。

いやぁ、それにしてもハンダ付けがこれほど楽しいとは。そして自分でハンダ付けしたものがちゃんと機能した、ってことが喜びに輪を掛けるんだろうなぁ。とにかく想定外の嬉しい発見でした。...そのうちRCAラインケーブルも適正な長さにしたのを作るかな?なんて盛り上がっております。


初心者はハンダの量は少し多めでも可...
のアドバイスに従い盛りはやや多めです

追記
その後うろちょろしていたらコネクターのメーカーサイトと通販サイトが見つかりました。あの時のワタクシはいったい何を検索していたのか、トホホ...。

・メーカーBULGINのサイトでコネクターが出ているページがここ 型番は「PX0646」
・通販してるっぽい(ぜんぜん安い...)のがここ


April 22, 2012

夢心地【naim audio nac22/nap120のこと その3】


これまでのところ、散々な成り行きですが、せっかく手に入れた憧れのnac22/nap120です。長く安心して使いたい...とりあえずアンプの状態を知りたい気分満点...オーディオ機器修理業者をまとめたリンク集を見つけて、専門業者さんのサイトをあれこれチェックしました。

この過程で、そもそもnaim audio本社が過去の製品に関わらずメンテナンスを行うサービス体制を持っていることを知りました。元々シンプルな回路構成が幸いしてか、経験者さんのブログを拝見ると、コストもそう高くはなさそうです。...こういう文化?って素晴らしいと思いました。さすが英国。かなり感激。

...だがしかし、英国往復の輸送費や、何より英語でのやり取りを考えると、ワタクシにはどうにも荷が重い、と言うか無理(汗) 結局、日本の信用できそうなオーディオ修理業者さんにお願いすることに決定。

...これを書いていた昨日、元日本代理店だったパシフィック オーディオでも240V仕様含めメンテナンスを受けていることがわかりました(2012.4月現在)。いつまで継続されるかわかりませんが、とても感心しましたよ。ここ

ちなみにnac22/nap120は1976年頃の製品=齢36歳と、かなりのご高齢。まぁ、うちにあるのは高齢の機器ばかりなんですが、その中でもこのアンプセットは最高齢か。どこかしらヘタっていて当然かもしれません。

まずはメールにて業者さんにコンタクトを取り、事情説明。とりあえず状態のチェックとお掃除を依頼することになり、発送。数日後連絡が来まして...その結果は惨憺たるモノで...要フルOH状態だとか。そしてフルOHの見積もりは購入価格を大きくオーバー(汗)

とりわけパワーアンプnap120は危篤状態であり、このままでは絶対使わないでください、ですって(汗) コンデンサーがパンク?して泡を吹いている証拠画像なんかも送られて来て、うーん、どうする?どうする? 結果、1号にETC付けるつもりだった予算をこちらに投入することに...何度もゴメン1号よ...。

結局全てのコンデンサーが交換されたのかな?メンテ終了後の内部や交換したパーツの画像など先に送っていただき、また戻ってきたアンプに同封された明細書の内容を拝見し、掛かった金額に納得。作業内容は...

・ブロックケミコン 3個交換
・電解コンデンサー 28個交換
・チューブラコンデンサー 5個交換
・バイアス調整VR 2個交換
・スピーカー端子 4個交換
・内外のクリーニング
・ネジ山の潰れたネジ交換
・各部電気再調整/動作テスト等

小さいアンプですが、ずいぶんな数に及んでおります。...naim本社のメンテでもこれだけ交換されていたとしたら、ちょっとワタクシには払えない金額になっていたかも...。でも、とにかくもうお金が掛かりませんように〜〜...(祈)...今日の日記、掛かった金額がついつい頭をよぎり...テンション低いです(汗)

...今回お世話になった業者さん...お一人でやられているようです...は、気さくな方で、良い味出してる職人さんって印象。やり取りもとても気持ちよくできました。お手数をおかけしました、ありがとうございました。


とりあえず内部のチェックを終えた時の画像
PhonoボードはMC用みたいです(標準はMM用のはず)


泡を吹いているコンデンサー(汗)


交換された劣化パーツ群

何はともあれ治療の終わったアンプと再会。すっかりサッパリキレイになったnac22/nap120の姿にニヤリとしつつ早速接続。そして音出し。最初は修理前とあまり変わらない?感じでしたが、音出しを続けるうちに、なんだか良くなってきましたよ♪...その後もちょっと目覚めが遅い印象は変わらず。

音の遠さはあまり変わらないけど、そこで鳴っている場の雰囲気/空気感は明らかに鮮度アップして、ベールが取れたと言うか、霧が晴れたと言うか...独特のリアル感を醸し出してくれています。かなり満足、気持ちいい...ああ夢心地。

加えて、なにしろ電気的に安心して使えるということが、これほどまでに精神衛生上すこぶる好ましいことだったとは!と実感している次第。これからもよろしくね!nac22/nap120くん。

めでたしめでたし。

だけど、つづく

April 21, 2012

夢なら覚めて【naim audio nac22/nap120のこと その2】





到着時...
プリもパワーも全体に薄汚れてベタベタしてました...
どんな使われ方をしていたのか?(汗)

開封して取り出したプリアンプnac22の中からカラカラ音が...そしてやけに軽い...おまけに全体に薄汚れて、そしてなんだかベタベタしてるし...ああ、やっちまったか...浮かれてとんでもないハズレアンプを手に入れてしまったのか...ドーンと落ち込みました。

とりあえず「カラカラ」の正体を探るべくビクビクとケースを開けた刹那...隙間からなにや黒い粉?がボロロッと落ちてきましたよ!「今度は何?何?(涙)」...どこまでワタクシを追い込むのか?このアンプは??

恐る恐る黒い粉を手に取ると、正体は劣化しボロボロに崩壊したスポンジでした。そしてこのスポンジもベタベタしてるし...「にしても何故アンプの中からスポンジが???」...さらにテンション下げつつも、くじけずケースを開くと小さな基盤が2枚バラバラッと出てきましたよ〜〜〜っ。ぎゃー!アンプじゃなくてびっくり箱?脳内グルグル何がなにやら???

もうヤケクソ。(たぶん)真っ青な顔で上蓋と底を完全に分離して観察します。軽かったのは電源部がなかったからでした。プリアンプnac22はパワーアンプnac120から電源を供給されるタイプみたい。naimのセパレートアンプはそう言えばプリ部と電源部をわけているのが多いことを思い出して、これもそうなんだろうと納得。

続いて転げ落ちてきた2枚の小さな基盤...よく見ると差し込みピンみたいのが本体の基盤から生えており、そこにこの基盤を差し込むっぽい。そういえばイギリスのアンプは...QUADとかは各入力がボード化されていたりするので、これもその一種なのでしょう。入力端子からの基盤パターンの流れを見ると、どうもPhono基盤っぽい。

続いて謎の劣化崩壊ベタベタスポンジ。上蓋の裏側(天井)を見るとスポンジが張り付いていた跡が確認できます。その位置と大きさを考えると、どうやら差し込んだPhono基盤をスポンジブロックで上から押さえていたみたい。一種の制振材?これが経年劣化でボロボロになり、内部に飛散。押さえの無くなったPhono基盤が渡航中に外れてしまったと。

いくつか疑問が解けて、少し落ち着き...ってこれで音出るの???とりあえず劣化崩壊スポンジまみれになっているアンプ内部を軽くお掃除して、元に戻しました...組み付けネジのほとんどのネジ山がバカになっていてグッタリ...。何度か開けられているのだろう。

続いてパワーアンプのnap120を箱から取り出します。見かけ以上に重いです。振ってもカラカラ言わないのがすごく嬉しい(苦笑) ...これは開けなくていいかな?(笑) 幸い専用ケーブル一式も同封されていて、結線し...って電源ケーブルのコンセントが外されて配線が剥き出しになってましたよ。ケーブルからは茶色、水色、黄色/緑の3本の線が所在なくビローンと出ていて、そのうち1本はアースで、どの2本をコンセントに繋ぐのかが不明。

調べてもよく分からない=いつまでも音出しできない(汗) 藁をもつかむ思いで2ちゃん、ピュアオーディオ板の質問スレにヘルプ...オーディオ板に初書き込み。ありがたいことに、すぐに親切/適切なコメントがいくつかついて解決...ありがとうございました。

取り急ぎホームセンターでごく普通の日本用コンセントを購入し、アースと分かった黄色/緑線を開放?にして、茶色、水色の2本をコンセントに繋いで完成。ようやく無事全ケーブル接続完了です。

ちなみに、このアンプは英国現地仕様ですから日本の100VはNG。手持ちの100Vを110〜240Vにする昇圧トランスに接続して緊張の電源ON。プリとパワー両方のパイロットランプが赤々と灯りました♪ 嬉しかったなぁ。そしてCDPのプレイボタンを祈るような気持ちでON。

...音...出ました...左右のバランスは合っています。ノイズもありません。この時のなんという安堵感...過去オーディオ機器を繋いでこんな気持ちになったのは初めてですよ(汗) でもRとLが逆でしたが(笑) まぁ、それはともかくライン入力...テープとチューナーの2個は音出しOKで相当にホッ。

しかし、何時間通電を続けても、なんだか音が眠いような遠いような...昔のアンプだしこんなものかもよ?そうは言っても、Phonoの音出しは怖いし、あのクズボロスポンジまみれの内部を見てしまっては、安心して音楽に没頭できません。これをきっかけにネットでアンプ修理屋さん探しが始まりました。

つづく


April 19, 2012

いろんな意味で夢みたい【naim audio nac22/nap120のこと その1】




海外のネットオークションには絶対ヤバイものがあるに違いない。しかし、幸いワタクシは英語が恐ろしいほど苦手で、見るだけはかえって身体に毒だから、と見ないことにしていたんです。ところが...今年はじめに、あろうことか、海外ネットオークションeBayの代行サービスに気付いてしまいました。日本語OKです。もう自分を抑えることができませんでした。案の定。

覗いてみれば、あちらではポピュラーでも、日本に入っていなかった、紹介されていなかった、見たこともなかった、それはそれは素敵な...ワタクシ好みの...オーディオ機器達が目白押し。正に宝の山。ホント毎日が動悸、息切れ、くしゃみ鼻水、目のかゆみ...最後の二つは花粉症か?...とにかくコーフンのるつぼ。脳内の一部にだけは一足早く春が訪れておりました。

結果、たいそうお世話になっているヤフーオークションが一気に霞みましたもん。とりわけeBay UK(英国のeBay)には個性的で魅力的な新旧機器がわんさかで、なけなしの1号のタイヤ代をあっけなく投入してしまいました。いや、それぐらいレア...なのかな?とにかく大好きだけど日本じゃ見たこと無いモノを見つけてしまったのです。

naim audioの古〜いセパレートアンプ、nac22とnap120。それも即決。...一晩悩みました。

布団の中で、また出てくるよ。もっと安くさ。もっと程度の良いのがさ。と言うか1号のタイヤ、スリックじゃん?...バイク部門のもう一人のワタクシがあれこれ防波堤を繰り出しますが、オーディオ機器部門のもう一人のワタクシの物欲はお構いなしに膨れあがり、あれよあれよと、それらを飲み込んで...翌日ポチッと...と同時に思わずガッツポーズ(笑) ...嫌なことばかり続いているから、たまには良いことないとね。なんて。

その後同じセットは出品されず、やっぱあの時決断して正解だったね!とオーディオ部門のワタクシの自己満足度たるや、ああハレルヤハレルヤ...は品物が届くまでの極短い間のことでしかなかったのでした。

...飛行機に乗って遠路はるばる海を越えて届いた箱を、泣けるほど高額な代引き輸送費と引き換えに受け取って、でもようこそnaimくん!ああ嬉しい〜!と開封、いよいよ憧れの現物とご対面〜〜〜♪もうニッコニコでアンプを箱から取り出すと...

いきなりプリアンプnac22の中から「カラカラ...カラコロ...」...内部でなにか、それも、小さくない物が転がっている音が...「何!?何!?」「アンプじゃありえない音だよね(汗)」「それにやたら軽いんだけど〜〜〜(滝汗)」...つい先ほどのニッコニコは霧散...これは悪夢か幻か...瞬く間に涙目に...

つづく