July 05, 2007
玄関先の落とし物【０７日常】
次女と手を繋ぎ歩く幼稚園帰り、我が家の使っていない道路に面したほうの玄関に何やら見たこともない黒い塊が落ちていることに気付いた。何あれ？馬糞？不法投棄？...恐る恐る近づいて見れば、黒い塊の正体は、なんと「ツバメの巣とその中のツバメのヒナ4羽」が丸ごと落ちている塊。だった。これって玄関先の照明に巣を作ったツバメの、その巣ですか？見上げるとその巣がない。あわわわ！ホントに落ちたんだ！と驚いていると次女はあっけらかんと「朝から落ちてたよ」だって...。さっきはお迎えに遅れそうで、わき目もふらず急いでいたから気付かなかったのだ。
へ〜〜ツバメの巣って落ちるの？関心半分、助ける？どうする？半分...野鳥のヒナって人間が触ると、親鳥は近づかなくなっちゃうかな？いや、1週間ほど前にはヒナが１羽落ちていてそれを助けたあとは大丈夫だった前例ありなので、今回も大丈夫だよね？でも巣丸ごとだよ...でもでもそのままってのもねぇ...この辺には猫いるし...家から台になる物を引っ張り出してきて、恐る恐る巣とヒナの丸ごと元の場所に戻し、念のため麻ヒモでグルリとくくりつけて作業完了。さて親鳥は来るだろうか？
作業後次女をお昼寝させて、静かになった家の中。自室のモニタ前で仕事をしたり1号甲武トンネルの話を書いていると、件の玄関のほうからヒナの元気なさえずりが聞こえてきた。このさえずりは親鳥がエサを運んできた時のもの。と、こうしてこれを書いている間も時折元気な声が聞こえてくる。どうやらツバメ一家に無事日常が戻ったらしい。
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